まずオメガ3とは?
オメガ 3 脂肪酸は、人間や動物に幅広い有益な効果をもたらすことがわかっています。DHAは、関節炎に関連する炎症と痛みを軽減する等の効能があります。 しかし、犬や猫を対象とした研究では、関節炎の効能に期待して使用する場合、ほとんどの市販製品が推奨する量よりも高い用量が必要になる可能性があることがわかっています。
さらに複雑なことに、オメガ 3 には 3 つのタイプがあります。それらには、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、アルファリポ酸(ALA)が含まれます。犬の関節炎による炎症を軽減するには、特に EPAとDHAを必要とします。
EPAとDHA の最も強力な供給源は魚油です。魚油のサプリメント、魚全体(マグロ、サンマ、イワシ)を与えるか、高レベルの魚油を含む処方食を与えることで、EPAとDHAを提供できます.
ご存知でしたか:犬は、関節炎の治療に役立つ ALA (亜麻仁、亜麻仁またはキャノーラ油) は、十分に代謝することができません。亜麻仁は犬にとってオメガ 3 の良い供給源ではありません。動物はオメガ 3を活性型の EPA と DHA に容易に変換しないからです。DHA、EPAの方がおすすめという事です。
犬に与えるDHAの適性量はどのくらい?
魚油の推奨用量は、獣医師や教授によって様々です。基本的に知名度があるのはNRCで犬などの栄養摂取量などを公開しているアメリカの非営利団体です。
またオメガ3の摂取量には上限があり摂り過ぎてもいけません。オメガ3 の過剰摂取は、嘔吐と下痢、血小板機能の変化 (血液凝固の低下の可能性)、創傷治癒の遅延、体重増加、免疫機能の変化などにつながる可能性があります。ペットがオメガ 3 サプリメントを摂取していること、および推奨量を超えて与えないことを獣医師に知らせることが重要です。
引用元 | 1㎏ | 1㎏上限 |
---|---|---|
Kirkby Shaw 博士 CARE | 75~100 mg | |
ゲイロード開業医/ドナ・ラディティック元教授 | 50 ~ 220mg | 310mg |
NRC(全米医学アカデミー) | 370×体重(4分の3乗) | 30×体重(4分の3乗) |
(NRC オメガ3摂取量目安 早見表)
体重 | 目安摂取量 | 上限摂取量 |
---|---|---|
5㎏ | 100㎎ | 1,237㎎ |
10㎏ | 169㎎ | 2,081㎎ |
15㎏ | 229㎎ | 2,820㎎ |
20kg | 284㎎ | 3,499㎎ |
25㎏ | 335㎎ | 4,137㎎ |
どこの意思も意見に自信があり犬の健康状態などにも摂取量が変わってきます。ただNRCの1日30㎎/㎏に計算が成り立つサプリメントは非常に少ないことが分かります。だからと言って商品パッケージ記載がされている推奨量を無視して多くあげる事は危険です。他の成分も入っていることが多いからです。多くのサプリがDHAEPAと記載されているがほとんどが補助的なもので食事で賄うという事になります。
オメガ3(DHAEPA) の天然源の含有量も記載しておきます。
EPA と DHA はマグロやサンマ、イワシに自然に含まれており、愛犬にとってはおいしいおやつになるでしょう。
魚の名前 | 含有量 |
---|---|
マグロ | 3,200㎎ |
サンマ | 2,800㎎ |
イワシ | 2,800㎎ |
鯖 | 2,300㎎ |
サーモン | 2,200㎎ |
ブリ | 1,700㎎ |
キンキ | 1,500㎎ |
イワシ |
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